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ザム・トゥアング牧師 就任インタビュー パート① 


2022年1月9日の就任式の様子



2022年1月9日(日)にザム・トゥアング牧師が新潟グレイスチャペルの副牧師として就任されました。これまでミャンマーAGの”WORD OF HOPE CHURCH”という教会で仕えられてきました。当教会牧師の土屋真愛師との結婚のために来日し、言葉や文化の違う中でも、神様への熱い情熱を持って日々奮闘しておられます。今回は、ザム師のパーソナルな部分から、これから日本で行いたいビジョン等様々なことをインタビュー形式でお伝えしたいと思います。

パート①はザム先生自身について、パート②は牧師としてのビジョンについてです。


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―― まずザム先生自身について質問していきたいと思います。まずシンプルな質問から。生まれはどこですか?

 実際にはインドで生まれました。インドのミゾラム州というところです。



―― そこはどんなところですか?

 田舎の方で、標高が高く、寒いところです。平地がなく、山に囲まれています。


――ミャンマー出身だと思っていましたが、生まれがインドだということに驚きました。と       いうことは国籍はインドなのでしょうか?

 両親ともミャンマーのチン族です。両親がインドで生活しているときに生まれたので、出生証明書などに記載されている出生地はインドです。9歳までインドで生活していました。

9歳の時に両親は離婚し、それを機にミャンマーのチン州で生活するようになりました。


――ザム先生はどんな子どもでしたか?

 両親が離婚し、母と弟妹たちと暮らし始めましたが、母は自分の仕事や兄弟の面倒を見ることに忙しかったので、私は学校が終わったら家の仕事をしなくてはいけませんでした。なので、友達はあまりいませんでした。しかし、神様の恵みによって、勉強は良い成績だったので、試験の時期などは勉強を教えてほしいと友達が集まってきたりしました。試験の時だけ友達ができました(笑)。


――楽しかった思い出はありますか?

 あまり思い出せません。ずっと悲しいことばかりだったわけではありませんが、決して楽しい思い出が多くあったわけではありませんでした。

日曜学校で一番良い成績を収めていたのは良い記憶として残っていますし、叔父がクリスマスプレゼントをくれたのが今でも記憶に残っています。


――話は変わりますが、日本に来てからのことをお聞きしたいと思います。日本に来てから好きになった食べ物はありますか?

 正直なところ、今まで食べた全ての日本食は美味しく感じます。ミャンマーのお米も好きでしたが新潟のお米はもっと好きです。魚も非常に好きですね。美味しいです。


――逆にミャンマーで一番好きな料理はなんですか?

 ポークカレーに炒めた野菜を入れた料理が好きです。ミャンマーの言葉で「ワタシピアン」といいます。脂っこいのが苦手な人はダメかもしれません。




――日本に来て驚いたことはなんですか?

 電気が一切止まらないことです。ミャンマーでは10日間電気が止まり続ける時もあります。夜も電気が点かなく暗いため夜ご飯がなしになることもあります。

電気が止まる理由はわかりません。多くの場所で電気工事をしているからという理由や、電気供給するシステムが十分に整っていないのかもしれません。


――初めて覚えた日本語はなんですか?

 「愛してる」です。

2004年に日本とミャンマーのチン族が協力して制作した映画で覚えました。

映画の中で日本で生活しているあるカップルが会話の中で使用していました。


パート②へ続く......

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