結婚についてのコラムを載せていきます。記念する1番手は、新婚ほやほやのザム先生と真愛先生です。直撃インタビューしました。
インタビュアー(以下I):国際的な遠距離恋愛で大変だったことはありますか?
ザム先生(以下Z)&真愛先生(以下M):ミャンマーのクーデターが発生し、インターネットが遮断され、連絡がとれなかったことですね。
I :電話なども使えなかったんですか?
Z&M:電話もメールも何もつながりませんでした。遠距離でもインターネットがあれば、近いように感じられますが、インターネットがないと連絡を取るのが不可能でした。最大で二週間以上連絡が取れませんでした。クーデター後の話です。
I:そのときのマナ先生は?
M:毎日泣いていました。相手の国が遮断されていて、しかも命の危険がある状態での連絡不通だったので、命が守られているのかが不安でした。
I:そんな中でもつながり続けていた理由を教えてください。
Z:一つ目は神様が特別な意味を持って二人を示し合わせてくださったと言う確信があったからです。最初の出会いから振り返ると普通ではなく、特別な計画のなかで始まっていることを感じていました。二つ目は信じていたからです。また、励まし合っていました。
I:その出会いとはどんな出会いだったのですか?
Z:アイワイズの会場のエレベーターの中で、出会いました。真愛先生は別の人と話していて、私はエレベータの端にいましたが、真愛先生を見た時に神様から「この子を大切にしなさい(Take Care)」と言われ、セミナーの間に、どうしたら神様からのこの言葉を守れるかを考えながらセミナーを過ごしていました。
I:素晴らしい出会いですね。その後、結婚に至るまでどのような道のりだったんですか?
M:2019年の7月最後にミャンマーで出会い、クーデターやコロナがまだない時だったので、結婚の確信を与えられるように祈っていました。そして10月末に神様からみ言葉が与えられ(イザヤ書42章16節)、結婚の確信も与えられました。神様からの確信があったので、ほとんど気持ちが揺らぐことはありませんでした。一度だけ、2年間会えなかった時期にザム先生に別れようかと提案したこともありましたが、ザム先生は一度も揺らぐことなく励ましてくれました。
I:久しぶりに対面で出会った時の感想を教えてください。
Z:コロナとクーデターで閉ざされていたものが開かれたので夢みたいでした。これは夢だから目覚めなければいけないと思うほどでした(一同笑い)。言葉で言い表すことのできないほどの喜びでした。
M:私も信じられないような気持ちでした。ですが、2年半も会っていないとは思えませんでした。また、2年半全く気持ちが変わっていないことに自分自身が安心していました。あと思っていたよりもカッコ良いなと思いました(一同笑い)。3Dで改めてみるとカッコよく感じました。
I:2年半会えない中で、結婚を諦めようと思ったことがあったとのことですがどのように乗り越えたのですか?
M:コロナで1年閉ざされていて、正教師の試験があり、結婚式を予定していた2020年10月に結婚できず、2021年の正教師試験の日にクーデターのニュースを見ました。その時、コロナとクーデターが同時に来たので神様の導きが違うのではないかと思い、別れを相談したのはこの時です。でも、ザム先生がこの道は絶対開かれるという確信を持っていて、ブレることがありませんでした。また、先ほど挙げた聖句による確信も与えられていたので、乗り越えることができました。
Z:私の場合はブレることはありませんでした。どんな道でも神様が切り開いてくれると信じていました。遠距離の場合、女性側が忍耐するのが難しいと知っていたので、真愛先生を理解し、支えることができました。み言葉で励まし、建て上げられるように話しかけました。私の今までの道のりを神様が切り開いてくださったことを伝えて、決して簡単な道のりではありませんでしたが、乗り越えることができました。
I:次に結婚されてからのことを質問します。今、毎日が幸せだと思いますが、結婚して一番良かったことは何ですか?
Z:離れなくても良いということです。いつも一緒で、神様の働きをしたり、寝食を共にすることができることですね。
M:いつも一緒にいることができることが私たちにとっては当たり前ではなく、とても嬉しく思います。
I:逆に大変なことはありますか?
Z:特にありません(M:「本当に?!」)文化の違いはあります。パジャマを着たことは今までありませんでしたし(ほぼ裸で寝ていた)、習慣の違いはあります。
M:男女の違いもありますが、食事で肘をついて食べても良いなど日常の習慣が違い、それぞれが受け入れるのが大変な時があります。余裕がある時は受け入れられますが、余裕がない時など、受け入れるのが難しいと感じることもあります。
I:これから国際結婚をしようとしている方へ、国際結婚の良いところと、励ましのメッセージをお願いします。
Z:良いところは新しい経験ができること。国際結婚はいろんなチャレンジがあり、そのチャレンジを乗り越えた時に達成感を感じられます。それが私にとっての良いことです。
(励ましのメッセージ)困難や問題にぶつかっても、諦めずに互いを信頼し続けてください。困難を乗り越えた時には特別な経験、二人にしか得られない経験を得ることができます。問題があることによって得られる忍耐や絆はその後の生活に良い影響を与えます。
M:良いところは、全てが新しいことです。新しいことを知ることができるのは私にとって嬉しいことです。たとえばザム先生が子どもの頃に先生のお父さんが牛を捌いて、何百人もの村の人にふるまったことなど、私にとって新しいことです。二つ目に言葉の壁があるからこそストレートに言葉を伝えることができます。英語圏だからなのかもしれませんが、愛情表現もストレートにできます。
(励ましのメッセージ)愛は忍耐であるとみ言葉に書いてありますが、忍耐の中に相手への信頼や理解なども含まれていると思います。困難の中で相手を愛することにおいて、「忍耐の愛を持つ」ことは大事なことだと思います。
I:結婚生活上で決めているルールなどありますか?
Z:特に決めてはいませんが、お互いを理解することと尊敬することです。
M:隠し事をせず、溜めないようにすることです。相手に伝えることを意識しています。
I:お互いに尊敬するところ、直して欲しいところは何ですか?
Z:真愛先生の尊敬するところと言えば、ケアすることが長所だと思います。違う国・文化から来た私に対するケアをしてくれます。また、忍耐力が優れていると思います。
直して欲しいところは、料理ですね。(一同笑い)料理のクオリティーは良いのですが、スキルのレベルを上げて欲しい!実家暮らしだったから!?…これから頑張って欲しいですね。
M:尊敬するところは忍耐力です。注意することはあっても、全く怒らないでいてくれます。だからこそ甘えちゃうんですけどね(笑)。直して欲しいところは服を反対に着ることです。(裏返しに着ている)あんまり気にしないんですかね?父(土屋牧師)も反対に着ていることがあるのですが、男性みんなそうなんですか?(一同笑い)
I:結婚前と結婚後の印象の違いはありますか?
Z:結婚前はあまり多く会っていなかったせいか、本当に美しい人だと思いました。優しいし、忍耐があるし、ケアしてくれます。結婚後さらにそう強く感じました。
M:以前は真面目で、あまり面白いという印象はなかったのですが、結婚してからは長時間過ごせるようになり、日常の生活の中で真面目だけど面白い人だと思うようになりました。一緒に動画を見て笑うこともあります。
I:最後に夫婦として神様に支えていく上での目標などを教えてください。
Z:夫婦の良い模範になるようにしたいです。一つのトピックのみではなく、総合的な目線で良い見本として見られるように。私たちを見た時に神様を感じられるように、神様の福音を感じられるようになりたいです。
M:留学生などの外国の方々へもアプローチしていくミニストリーをしていきたいなと思っています。
I:以上でインタビューを終わります。ありがとうございました。
Z&M:楽しかったです。ありがとうございました。
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